最近の市場の関心事は欧州債務問題・・・この事実を実感した一週間となった。
26日にEU首脳会議が開催、その場でギリシャの債務を50%削減、ESFSの拡充の枠組みも基本的に合意をみたということで、マーケットはこれを好感。
27日の東京時間で大きく上昇、そして翌日の金曜日も強い市場のまま東京時間の取引を終えた。
日足ベースではまだ上昇が可能なチャート形状と考えられる、来週もある程度リスク資産に資金が向かう状況が想定される
ただし、欧州債務問題の根幹は深く、決して全てが解決したわけでは無い、またどのタイミングで市場が蒸し返して嫌気するのかは留意しておく必要がある。
来週はFOMCが開催される、一部の地区連銀からさらなる緩和の示唆、すなわちQE3への言及もなされており、今回のFOMCには一定の注目が集まるでしょう。
さらに週末にはG20がパリで開催される、ここでも欧州債務問題に関して何らかの話し合いがなされる可能性が高い。