フィボナッチリトレースメントの使い方
フィボナッチリトレースメントとは、フィボナッチ数列を使って上昇トレンドの押し目がどこになるか、下降トレンドの戻り目がどこになるかを予想するテクニカル分析のことです。
トレンドの始点と最高値または最安値を結び、23.6%、38.2%、50%、61.8%の水準で反転する可能性を判断します。
始点から終点に向かって設定します。
例)A株が1000円から2000円に上昇した際は上昇開始した1000円時点から2000円に向かって線を引く。
フィボナッチリトレースメントで使用する数値は、フィボナッチ数列からきています。
フィボナッチ数列とは、「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89・・・」と続き、全ての数字は前の2つの数字の和になる数列です。
そして、数字を1つ後ろの数字で割ると、途中から「0.618(61.8%)」という数値になります。
21÷34=0.618
34÷55=0.618
55÷89=0.618
同様に、数字を2つ後ろの数字で割ると途中から「0.382(38.2%)」になります。更に、数字を3つ後ろの数字で割ると途中から「0.236(23.6%)」になります。
特に、「0.618」は黄金比と呼ばれ、花びらの貝殻の縞模様など自然界で観察される他、ダビンチのモナリザの顔の縦横と左右、ピラミッドの高さと底辺などにもみられる比率と一致します。
少しスピリチュアルな内容も含みますが、特別な意味を持った数値であり、実際に、相場の世界でも反転の目安となります。